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マイクロプラスティック調査

マーカーとして調査した渓流魚は、数匹を同じ日時、同じポイントにて捕獲し、内臓を摘出して消化器官を取り出します。

1molの水酸化ナトリウム水溶液に取り出した内臓を浸漬し、たんぱく質分を溶解させます。

消化器官内に残留するマイクロプラスチックをマイクロスコープを使って摘出します。

(水酸化ナトリウム水溶液の浸漬を実施する期間は14日間)

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・2018年  東京湾木更津沖でのシロギス、多摩川中流域(多摩大橋付近)でのオイカワを検体として、予備調査を実施し、検体の消化器官を摘出し、1molの水酸化ナトリウム水溶液に浸漬させることによって、消化器官のたんぱく質分を溶解し、マイクロプラスチックを摘出する実験に成功し、翌年より本格的な調査を実施することを決定する。

・2019年度 多摩川中流域の水再処理センター配水口の下流域で、オイカワをマーカーとしてマイクロプラスチック汚染調査を実施、昭島上流水再処理センター、八王子水再処理センター、立川錦町汚水処理場、日野水再処理センターの各ポイントで状差を実施し、すべてのポイントで捕獲した検体からマイクロプラスチックを検出した。

・多摩川中上流部の玉川上水羽村取水口、日野用取水口、八高線高架下、秋川山田堰堤など、飲料水として使用するための取水口付近に生息するオイカワなどをマーカーとして、マイクロプラスチック汚染調査を実施、捕獲したすべての検体からマイクロプラスチックを検出した。東京都民の飲料水がすでにマイクロプラスチックに汚染されていることが判明した。

・荒川水系である高麗川の上流部である日高市巾着田付近の飲料水取水口上流域において、日高市市民並びに埼玉西漁協の依頼を受け、日高市議会議員立会いの元マイクロプラスチック汚染の調査を実施。捕獲したオイカワ、ウグイ、カワムツのすべての検体からマイクロプラスチックを検出した。

・2021年は、多摩川源流域では更に支流の谷、2020年までの調査ポイントのなかから、定点観測地点として選定した場所の調査を。さらには渓流魚つりを趣味としている釣り人達の協力により、関東、北陸、中部、東北エリアの河川源流域での渓流魚の内臓の提供を受け、広範囲でのマイクロプラスチック調査を開始する。

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